はるかぜるりいさん(noteX)のフィフのちいさなたびプラン: 身の丈で楽しむ旅をもとめてをKindle Unlimitedで読んだ。

著者の3年ぶりの一泊旅行で、千葉県の銚子に行かれた際の準備や手続き、旅に向けた心構えなどについて書かれた本だ。

はるかぜさんのKindle本は、これまでにも何冊も読んでおり、いつもその文章や視点などに気づきをもらったり、学んだりしている。本作でも、今後の自分の旅行時に反映させたい学びがいくつもあった。

旅の準備に関しては、自身の体調や性質を考慮してリハーサルをしておくことや、お土産についての考え方などが参考になった。

旅行の時の持ち物は、いつも悩みの種なのだが、この点でも役立ちそうだ。現金を用意しておくことや、ビニール袋の有用性など、ぜひ真似したい部分が多くあった。

旅程や所持品といった具体的な面はもちろんだが、旅そのものへの考え方といった抽象的な面にも触れられているのが特徴的だ。

コロナ禍を経たことで鮮明化される、旅に出ることの直接的・間接的効用、自分の気力や体力があるうちに「今しかできない」旅をする体験の貴重性がよくわかる。

読後、過去の自分の旅行を思い返して、そのすべてがよかったとは言えないが、それでも、その時でしか味わえない経験をしてきたとは思う。その尊さを改めて確認できた。

これからどれくらい旅に行けるのかわからないが、本書を読んだことで、より前向きに「旅行」というものを捉え、楽しむことができそうだ。