恋する小惑星(アステロイド)の第2巻を読んだ。この巻は、以降の巻にも登場するサブキャラたちが初登場したり、メインキャラの葛藤する姿が描かれたりと盛りだくさんだ。

物語の結末まで知った上で読んでいるので、この第2巻に収録されているお話は、登場人物たちが大きく変化していく、重要なポイントとなるものばかりだったのだとわかる。

加えて、登場人物が増えたことで、各エピソードのバリエーションも広がり、読んでいてとても楽しくおもしろい。もちろん地学要素も随所にあり、みらたちと同様に好奇心が刺激される。

絵もますますキュートでコミカルになっており、見ていて飽きない。特に文化祭編のみらはすごくかわいいと思った。両親に衣装を見られた時の表情が印象的だ。

Quro先生のカバー折り返しコメントを読むと、この時にはアニメ化が決定していたようで、本作の人気と勢いが当時を知らない私にも理解できる。

題材の珍しさや、みら&あおの夢の壮大さ、多彩なキャラの魅力などを考えると、連載の早い段階でアニメ化企画が進行していたことも納得だ。