Kindle Unlimitedで、「バカに教える一人開発 ~実例で学ぶハード・ソフト・モデリング七転八倒~」を読みました。
著者の津田さんが1人で開発した模型・アプリ・治具を題材に、スタートとなる発想から、課題設定と問題解決を経て、販売・公開というゴールに至るまでを、詳細な記録を基に追体験できる、という本です。
工作やプログラミングに興味が湧いてきたので、ものづくりの基本マインドや流れを知りたくて手に取りました。
具体的な内容については、高度すぎて私には「すごい…」と感嘆する他ないのですが、作者さんの工作に対する姿勢や考え方が書かれており、とても勉強になりました。
まず、とにかく「手を動かしてみる」のが大事なのだと思いました。仕事なら有無を言わさずやらざるを得ないですが、趣味の工作であれば「やらない」という選択をしてしまうから、ひとまず作ってみるのが重要なのだなと感じました。
また、「記録すること」の重要性がよくわかりました。開発時の作業だけでなく、その背景となる自分の心情などについても事細かに記述されており、これだけの膨大な記録に裏打ちされた開発品なのだなあ…と。自分は記録をおろそかにしがちなので、読了後反省しました。