岩田健太郎先生の「ジェネシャリスト宣言」を読みました。

医学生でもなければ、医療従事者でもないのですが、岩田先生の一般人向けではない(と思われる)書籍も、見つけては読んでいます。先生の本は、とても勉強になるし、もっといろいろなことが知りたいな…という知的好奇心が湧いてくるからです。

本書は、問題点の多い二元論を克服するために、「ジェネシャリスト」というあり方を提唱する岩田先生の考え方が、さまざまな視点や例示で説明されています。私にとっては、けっこう難しい部分も多かったのですが、非常にためになりました。

読んだ上で思うのは、やっぱり「勉強し続けること」の大切さです。先生の著書では、英語学習の重要性が度々指摘されています。語学ひとつとっても、継続的に学ばなければ、どんどんレベルは落ちていく…高校卒業以来、全然勉強していないので耳が痛いです。

岩田先生の提案する「ジェネシャリスト」という新しい考え方を知るのも、大きく見れば勉強の1つだと思います。いろいろな方の考え方を勉強して、自分自身をアップデートしていかないといけない…なかなかしんどいことですが、改めて認識しました。

ところで、この本には各項目ごとに4コマ漫画があるのですが、読んでいる途中で先生ご自身がこれを描いていると知り、とても驚きました。先生に近しい誰かが描いているのだろうな、とは想像していましたが、まさか本人とは。スペシャルマンをネタにした回は特に笑いました。