重責を担う人間でもないのに、妙に「〇〇しなければ…」といった、追い立てられるような思考に支配された生活をやめたくて読んだ。

多くの事例を通して、それほど無理をする必要はないのだとわかった。コスパとかタイパも大事だが、それらばかりに囚われて疲弊してしまっては、意味がないということだろう。

巻末に「自分にも他人にも優しく」とあった。その一言に尽きると思う。人間は、生産性を際限なく向上できるマシーンではない。