兵庫県の朝来市にある神子畑(みこばた)選鉱場に行った時の記録です。

超古代遺跡のような迫力と神秘性

鉱山の選鉱施設として建設された選鉱場跡とのことで、明治から昭和にかけての産業遺産になるようです。実際に見ると、超古代遺跡のような迫力と神秘性を感じました。

※せんこう:採掘した鉱石から不用鉱物を取り除き、鉱石の品位を高めること。goo辞書より引用。

ツーリングの人気スポットでもあるようで、訪れた際にはバイク乗りの方々がたくさんいて、愛車と一緒に写真撮影していました。たしかに「映え」のある場所です。

昔の仮面ライダーの戦闘シーンにも登場しそうな雰囲気があり、ワクワク感もあります。かつてここで多くの人々が働き、作業の音が鳴り響いていたと思うと、ロマンを抱かせます。

「東洋一」を体感

全盛期は、機械選鉱場として規模・産出量ともに「東洋一」と謳われたそうで、それも納得の光景がエリア全体に広がっていました。

遺されたものから、当時の活気や選鉱の様子を詳細に想像するのは、知識がないとなかなか難しそうですが、少なくともその規模感は、素人でもひしひしと感じました。

小学校跡もあったりして、ここに選鉱場を中心とした人々の日常があったのだと伝わります。ちょっと寂しい感覚も出てきますが、ここは後世に遺すべき場所だなあと。

周辺は豊かな自然が溢れる

選鉱場跡の周辺は、緑豊かな自然で溢れており、壮大な人工物との対比が際立ちます。

写真左は、なんだかおもしろい形をしていたので、思わず撮ってしまった樹木。右はたぶんトビ?と思われます。優雅に上空を旋回していました。

自然と人工の双方を味わえる、とてもよい場所でした。