【読書記録】今日からはじめる ばーどらいふ!/一日一種:バードウォッチング(野鳥観察)に興味が湧いた人の最初の1冊にオススメ

一日一種さん(いきものデザイン研究所)の今日からはじめる ばーどらいふ!を再読した。

漫画・イラストでとてもわかりやすい

バードウォッチング(野鳥観察)を始めたばかりの会社員・鳥谷くんと、ビギナーの彼をサポートするレンジャー・ことりさん。

ことりさんにアドバイスをもらいながら、バードウォッチングにハマっていく鳥谷くんの物語を通して、読者も野鳥観察の始め方や楽しみ方がわかる。

漫画・イラスト中心の構成なので、とてもわかりやすいし、クスッと笑える部分も多く、読んでいて楽しい。絵もデフォルメが効いてかわいかったり、色合いが美しかったりと魅力がたくさんある。

初心者はこれ1冊で安心できる

バードウォッチングに興味をもった時に、この本を買った。以来、ことあるごとに読み直している。野鳥を見始めたばかりの初心者は、これ1冊で安心できると思う。

私自身、まだ初心者の域を出られそうにないが、たとえベテランになったとしても、本書はずっと見返すことになるだろう。カバーする領域が広く、かつそのポイントがすぐに理解できるからだ。

鳥を見つけるためのコツや、鳥見(バードウォッチングのこと)に必要な持ち物、双眼鏡をはじめとするアイテムのこと、気をつけたい観察マナーなど…どれもすぐに役立つ内容だ。

巻末にはミニ野鳥図鑑やおすすめコンテンツも

巻末には「ミニ野鳥図鑑」が載っており、小さめの写真と端的なコメントで、比較的見つけやすい野鳥が紹介されている。まずはこの鳥たちを探してみるのもよい。

また、「鳥見に役立つおすすめコンテンツ」として、見開きで書籍やショップ、観察施設が挙げられている。これもとてもありがたい。次はどれを読もう、どこに行こう、などと思案してしまう。

A5サイズで、厚みも約9mmと持ち歩きやすい。コンパクトなのに中身はとても充実していて、バードウォッチングを始める時、この本を最初に手に取ってよかった、と改めて感じた。